
「会社を辞めたいな〜」「今の仕事おもしろくないな〜」と思っている人ってけっこう多いと思います。でも、なかなかスパッと、辞めれるものでもありませんよね。
私は33歳になるとき、サラリーマンをリタイアして独立しました。現在は不動産投資家として活動しています。
今回は会社を辞めようかどうか迷っている人向けに、2つの対処法を書いてみたいと思います。私の退職後のリアルな現実についても触れてみたいと思います。
目次
1社目の仕事を辞めたいと思った理由
私が 新卒で入った会社はIT系のベンチャーでした。営業職での採用だったので、ビジネスの基礎として、提案力・営業力を磨けると思いました。またベンチャーで若手にもどんどん権限委譲してくれそうな雰囲気があったことが決め手でした。
しかし大学は文系で、特にITのそれ自体に興味があったわけではなかったことから、次第に興味が持てなくなって、働くのが辛くなりました。
我慢して働き続ける選択肢もありましたが、もっと顧客に近いところで働けて、目の前でお客様が喜んでいる姿を見れる仕事をしたいと思って、4年目に転職を考えるようになりました。
対処法①転職する
仕事を辞めたいと思う人の理由は様々だと思います。
- 職場の雰囲気や人間関係がイヤ
- 仕事内容に興味が持てない
- 残業が多すぎる
- パワハラ・セクハラ上司がいる
一度も転職したことがない人にとって「転職」というのはとても勇気のいることだと思います。「転職して、今より環境が悪くなったらどうしよう」「転職して失敗したらどうしよう」。そう思う気持ちは、とてもよく分かります。私もそうでしたから。
でも私のまわりで「転職」して「失敗した」と言っている人ってあまり多くいません。逆に、我慢して同じ職場でがんばっている人のほうが、不幸になるケースって多い気がします。
あなたの人生は、あなたしか決められませんが、今の状況を辛い・不遇だと思うなら、ちょっとでもアクションを起こして、違う環境を見つけたほうが早いことだってあるのです。
会社は世の中に、ゴマンとあります。今の環境より良い会社だって、いくらでもあります。我慢して生きる人生ほど、楽しくないものはないと思います。
2社目の仕事を辞めたいと思った理由
晴れて転職した私は、旅館やホテルを運営するリゾート経営の会社に入りました。将来は、自分の施設を作って、顧客目線のサービスや商品をつくり出したい、と思って入社したので、最初の数年は燃えていました。
しかしサービス業で、基本給は10万円台後半、残業は100時間超。
最後は施設の責任者まで任せてもらって、大きな仕事もできるようになりましが、職場の人間関係の調整と、長時間労働が肉体的にキツくなり、鬱みたいな症状が出るようになりました。
当時は、急にムカムカしたり、反対にすごい脱力感があったり。夜は妻に1時間以上ずっと愚痴を言っていたり、かなり精神的に病んでいくのが自分でも分かりました。
対処法②独立する
頑張っても薄給で、人間関係もうまく行かないのは、私がチームプレーが下手すぎるかからということにある時、気づきました。私は組織で働くことの限界が来ていることを悟ったのです。「独立して自分で仕事をしよう!」と思ったのはその時でした。
しかし急に会社を辞めても、家族に迷惑をかけるだけで、食っていくのにも困ります。だから会社を辞める1年半前から私は、サラリーマンの傍ら、不動産投資やネット事業をするようになりました。
いまの職場や仕事内容が好きでない人は、単純に転職を考えたほうがいいでしょう。しかし、私のように、組織で働くこと自体が不得意な人は少なからずいるのではないかと思います。
個人で働くほうが気楽で、それで食っていけるのであれば、人間関係のストレスもゼロに等しくなります。また社内で出世競争に熱を上げて、上司にアピールしたり、接待する必要もありません。家族との時間を削ってまで残業するのがバカらしくなります。
そのような「会社生活になんとなく疲れた人」というのも一定数いて、そういう人は本気でフリーランス(独立)という道を選んで、そこに向けた努力をスタートするのも一つだと思うのです。
独立後の現在の生活費
私が会社を辞めて最初に着したのが、固定費の削減です。特に、インターネット回線とスマホ代は、すぐにサービスを変えました。
▼我が家のネット回線の切り替え記です
今までネット代に月6000円くらいかかっていたのが、4,000円台になり、何より回線速度も大幅に向上しました。またスマホは夫婦二人で毎月13,000円くらいでしたが、格安スマホに変えたことで、4000円以下に削減できました。
中でも、一番家計に効いたのは引っ越しです。家賃6万円のマンションを出て住宅ローンを組みました。
【引越し後のマイホーム】
▼我が家の住宅ローンの詳細はこちらをご覧ください。
結果、現在の生活費はこんな感じになりました。
- 家賃・・・33,000円
中古の戸建て(4LDK)を購入しました
- 水道光熱費・・・17,000円
毎日お風呂に入っているとなかなか削れません。。。
- 国民年金・・・17000円
ここは義務として支払っています
- 健康保険料・・・3000円
不動産投資の減価償却費で圧縮できています
- 食費・・・30,000円
健康にも関わるので、ある程度掛けています
- ガソリン代&保険料・・・15,000円
車必須の立地なので70万円くらいの中古車に乗っています
- スマホ/ネット代・・・8,000円
圧縮してだいぶ軽くすることができました
合計で124,000円です。今後は、子供ができればもっと掛かってくると思います。
会社を辞めて良かったこと・悪かったこと
【良かったこと】
- 人間関係のストレスが無くなった
- 精神的にいつも安定している
- 読書や筋トレなど今までできなかったことができる
- 将来のことをじっくり考える時間がある
- 飲み会や付き合いにお金を使わなくなった
- 夜11時に寝て、朝7時に起きる健康的な生活になった
【悪かったこと】
- 人付き合いがなくなる(若干寂しい)
- 売上を上げるプレッシャーがある
会社を辞めて独立することのデメリットは、人付き合いが極端に減って、飲み会などに誘われなくなるので、逆にそれがストレスになることがあることです。
また不動産投資は、春の入退去のシーズンには空室が立て続けに起こると、若干不安になることがあります(もうだいぶ慣れましたが)。
それを補填するために、いまは執筆業とネット事業も合わせて取り組んでいます。
鬱になる前にやるべきこと
会社を辞めるかどうかを迷っている人って、精神的にそれなりに追い詰められた状態だと思います。そういう人は、すぐにでも「転職」か「独立」を目指してアクションを起こして欲しいと思います。
転職は、キャリアチェンジを支援するサイトや転職サイトに登録して話を聞いてみるだけでもいいと思いますし、独立を目指す人なら、副業レベルで自分にできるお小遣い稼ぎの方法を本で勉強してみるのも良いのではないでしょうか。
私の知人に鬱になってしまった人がいますが、毎日睡眠薬や精神安定剤を飲んだりしてかなり大変そうです。目標が無くて、仕事も激務なら、これほど辛いことはありません。自分にできる小さなアクションを積み重ねるうちに、目標というのは生まれてきます。
人生は一度しかありません。今できることを、何でも良いので始めてみる、その第一歩が大切です。
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