
給料の手取りってどれくらい?
給料から各種税金を差し引くと、以下のような結果になります。
赤字の金額が実質の手取りになります。
- 給料10万円→手取り 85,508円
- 給料15万円→手取り122,234円
- 給料20万円→手取り160,657円
- 給料25万円→手取り198,007円
- 給料30万円→手取り237,766円
- 給料35万円→手取り274,546円
- 給料40万円→手取り310,491円
- 給料45万円→手取り348,883円
- 給料50万円→手取り383,733円
(上記は「給料手取り計算」にて計算)
例えば、給料30万円の人は、以下の税金・社会保険料が差し引かれます。
- 健康保険料 14,865
- 厚生年金 27,273
- 雇用保険 900
- 所得税 6,750
- 住民税 12,446
給料30万円の人で、税金が毎月6万円以上も引かれるのは大きいですね!
年収1000万円プレイヤーの手取り
では、憧れの「年収1000万プレイヤー」の手取りはいくらになるのでしょうか?
ここではボーナス無しで月額833,333円支給された場合(833,333円×12ヶ月=999万9,996円)を想定します。
- 健康保険料 41,126円
- 厚生年金 56,364円
- 雇用保険 2,500円
- 所得税 71,360円
- 住民税 52,251円
1000万円プレイヤーの手取りは月額609,732円です。
思っていたより少ない印象です。
普通の感覚では、毎月手取りで60万円というのは素晴らしい給料ですが、1000万円プレイヤーと言っても、現実はこの程度まで下がります。
所得税・住民税の恐ろしさ
一番痛いのは、、、所得税・住民税です。ここが大きい!
給料30万円の人は、所得税・住民税は2万円ほどなのに、給料83万円(1000万円プレイヤー)は所得税・住民税が12万円超えということで、税金だけ6倍になっています。
これは累進課税がダイレクトに影響してくるからです。
日本では給料が上がる毎に、税金がどんどん大きくなります。まさに「働けど働けど楽にならず」とはこのことです。
1000万円稼いでも、手元に残るのは730万円程度(月額60万円程度)です。
サラリーマンの節税策
こうなってくると考えなければいけないのは「節税」です!!
サラリーマンの代表的な節税方法は、以下のようなものがあります。
1.生命保険料控除
2.扶養控除
3.医療費控除
4.株などの損失控除
5.住宅ローン控除
6.確定拠出年金
7.ふるさと納税
8.不動産投資
この中で、我が家でも活用していてインパクトが大きいと感じているのは「5.住宅ローン控除」、「8.不動産投資」です。
まず「5.住宅ローン控除」は、妻名義ですが、所得税還付がかなりあります。新規でマイホームの住宅ローンを組んだ人は、必ず検討しておきましょう。初年度だけ確定申告が必要ですが、次年度からは自動的に還付されますので楽です。
年末時点のローン残高の1%の所得税が戻ってきます。
1%というと大したことないように感じるかもしれませんが、1000万円なら10万円、3000万円のローン残高なら30万円も還付されます。それなりのインパクトです。
「8.不動産投資」では、現在我が家の家賃収入が年間で1200万円くらいですが、減価償却費により、私の所得税・住民税はほぼゼロに近くなっています。これはかなりの節税効果です。
日本は、こうした税金とうまくお付き合いしながら暮らさないといけない国なのは間違いありませんね。
以下、関連記事です。
▼30代〜60代まで、世代別の平均貯金額をまとめてみました
▼40代、50代など早めにサラリーマンリタイアするためにはどのくらいの貯金が必要なのか考えてみました。
▼ペリカン家は中古の戸建マイホームを買って、家計を節約しています。築10年台の4LDK・駐車場2台付きで、毎月のローン返済は3万円ちょっとです。