新型コロナウイルスで「引っ越し延期・中止した人」が約4割もいる話

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。

 

脱サラして大家さんになって5年目です。

アパート・戸建ての賃貸経営をして生活しています。

 

新型コロナウイルスによって、不動産業界にも大きな影響が出ています。

 

株式会社GLIDEが男女400名に対して「コロナウイルスの影響で引越しに関して何か影響はありましたか?」というアンケート実施したら、39%が影響ありだったようです。
◆引越し時期を延期した 37.9%
◆物件の内見に行く件数を減らした (内見に行くのをやめた)33.1%
◆引越し時期を早めた 21.0%

 

昨日(2020年4月7日)には、緊急事態宣言も発令されました。

 

賃貸業界へどんな影響がでているのかアンケート数値から見えるものをお伝えします。

 

※アンケート引用元『新型コロナウイルスによる引越しへの影響に関する調査

新型コロナウイルスによって引っ越しに影響があった人の割合【N:400】

影響があったのは39%ですので、3人に1人以上は影響があったようです。

 

全体への影響アンケート

 

全体では4割弱ですが、都市部では、かなり引っ越しに影響があったようです。

  • 1都3県 46.7%
  • 2府2県 40.0%

 

逆に、上記以外のエリアだと33.5%ですので、地方に行けば行くほど落ち着きがあります。

 

地方は比較的、感染者数が少ない状況ですから、大都市圏での影響が甚大だということですね。

引越しに関する具体的な影響とは?【N:272】

具体的にどんな影響があったのか?アンケートを見ていきます。

 

引っ越しへの影響理由

 

アンケートによると

  • 引っ越し時期を延期したのが37.9%
  • 内見に行くのを減らした(内見をやめた)が33.1%
  • 引っ越し時期を早めたが21%

と続いています。

 

つまり引っ越しスケジュールをずらしたり、物件の内見数を減らしたという人が多いようですね。

 

賃貸物件を選ぶには、不動産会社の店頭に出向いてから、内見することが多いです。

 

しかし、不特定多数の人が出入りするお店に出入りすることは、感染リスクが高まります。

 

ですから、どうしても引っ越ししなければいけない人は、ほぼインターネットで探して物件を決める人も多いでしょう。これは内見数を押し下げる要因につながります。

 

また「転勤自体が無くなった」「学校が休校になった」「とにかく今は人と会わないようにしたい」など、人の動きが急激に減ったことで、引っ越し自体を取りやめにする人が相当数あったと思われます。

 

以下は、アンケートの自由解答欄です。

 

興味深いリアルな声なので、ぜひご覧になってみて下さい。

 

自由回答欄

今後、大家さんはどのような戦略は取るべきか?

戦略

 

2020年4月7日、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、兵庫、福岡に、緊急事態宣言が出ました。

 

政府は1ヶ月程度の自粛要請をして、緊急事態宣言を撤回したいと考えているようです。

 

しかし、来月5月に緊急事態宣言が撤回されたとして、すぐに感染者数がゼロにはならないでしょう。

 

おそらく当面はだらだらと感染報道が続きますから、”人々の安心感が回復する”のはかなり先だと考えるのが自然でしょう。

 

新型コロナは日本だけの問題ではなく、むしろ海外での感染者数・死亡者数のほうが大きいわけですから、引っ越しや旅行など、人の移動をともなう活動は簡単には回復しないでしょう。

 

最終的には、ワクチンが開発され、海外でも感染者が一気に減り、終息宣言が各国でどんどん出され、やっと「人々に受け入れられていく」というステップを辿っていくだろうと予想します。

 

そこまで行くには最低でも半年〜1年かかることを考えれば、大家さんは追加の物件取得は慎重にならざるをえないでしょう。

 

ペリカンの戦略は、先日ツイートしたとおりです。

 

 

わたしは、2020年は既存物件のメンテナンスと高稼働率キープを目指す、というのを大方針としています。

 

購入するとしたら、ファミリータイプの戸建てか区分マンションあたりの小ロットなものですね。

 

それこそ確実に埋まる物件でしか、なかなか勝負ができない時期に差し掛かっています。

 

この先1年程度、リスクが目立つのは、全空アパート・民泊物件・新築アパート購入などです。このあたりは簡単に埋まらないでしょうし、埋めるとしても高い家賃を狙って利回りを上げるには、いささか不利な時期だと思います。

 

それでも、財務余力があったり他の物件からのCFが潤沢にある人には、チャンスかもしれません。

 

投資物件も動きが悪いですから、指値でよい条件で購入しておき、ゆっくり埋めていく戦略は描けます。

 

どちらにしても、無理せず自分の基準に合致する物件だけにしぼって投資するのが肝要ですね。

 

以下、関連記事です。

 

▼戸建て投資は安定して高い入居率をキープできるのはメリットです。

 

▼5年脱サラ目標とした場合の投資戦略を解説しています。

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