こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。アパート・戸建てなど合計11棟ほど賃貸経営しています。
今回は、栃木県内のアパートローンについて、足利銀行と栃木銀行の2行にヒアリングしてみました。
栃木県など関東エリアでこれから不動産投資・アパート経営される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、早速行ってみましょう。
足利銀行アパートローンの特徴
足利銀行は、栃木県の第1地銀になります。
店舗数も107店舗あり、栃木県最大の金融機関となっています。
(参考)足利銀行の店舗一覧
県内では、”あしぎん”の相性で呼ばれていますね。
利用条件・属性など
個人・法人とも融資が可能となっています。
不動産投資をしたいサラリーマンの方でも、賃貸業専業の法人でも、どちらでも相談にのれます。
いろいろな方が使えるので、広く門戸が開かれていると言えるでしょう。
融資可能エリアについて
栃木県内ならどこでもOKですが、その他にも、群馬・埼玉・茨城・東京にも支店がありますので、広いエリアで融資相談が可能となっています。
基本的には、物件・居住地・支店がすべて同じ市町村にないといけないので、遠方物件はNGになることがあります。ぜひ、お近くに支店で、どのエリアまで融資可能なのか確認してみましょう。
金利・融資期間について
融資期間や金利については、個人と法人で大きく異なるのが特徴です。
例えば、木造の新築アパートの場合、個人名義での購入すると以下の融資期間になります。
- 耐火構造・準耐火構造→最大35年
- 上記以外→最大25年
以上のとおりです。
木造アパートに対して25年〜35年など、かなり長期ローンが組めるのが最大のポイントと言えるでしょう。なお重量鉄骨造、RC造マンション造のケースには、新築でも最大35年が融資期間となります。
アパートローンの融資上限は2億円までですが、団体信用生命保険を付けると、最大が1億円までとなります。
では法人名義の場合どうなるのか?というと、すべて事業性融資(俗にいうプロパー融資)となりますので、融資期間はすべて法定耐用年数が上限となります。木造でしたら22年が上限ということですね。
以上より、ある程度サラリーマンの方が個人名義で購入していくのには、融資期間も伸ばせてキャッシュフローが出やすいのではないかと思います。
栃木銀行のアパートローンの特徴
栃木県内シェア第2位の地銀ですね。
店舗数は92店舗あり、埼玉・群馬・東京・茨城にも支店がいくつかあります。
(参考)栃木銀行の支店一覧
利用条件・属性など
電話で聞いた限りでは、サラリーマンの方だと、資産背景的に厳しいということでした。
基本的には、富裕層の方向けのアパートローンということで、地主さんや賃貸業専業でやっている法人さんなど、資産ベースで1億円くらいあると話がスムーズということでした。
融資可能エリアについて
支店のあるエリアと近隣市町村まではOKということでした。
栃木以外にも、埼玉には17店舗も支店がありますし、群馬は前橋市と太田市に支店がありますので、各県の主要エリアはだいたいカバーしています。
金利・融資期間について
融資期間は、法定耐用年数が一つの目安になるそうです。
しかし電話では、「経済的耐用年数も考慮しますので、木造でも22年以上に伸ばすこともありますし、中古物件なら修繕契約や事業計画によって伸ばすこともよくあります」とおっしゃっていました。
また金利は1%前後ということでしたので、0%台〜1%台という非常に低金利で貸し出しているようです。
対象が富裕層ということもあり、資産背景のある人に、低い金利で長く借りてほしいという思いがあるのでしょうね。
あとがき:北関東は地銀・信金と仲良くしよう!
今回は、栃木県の2大地銀である足利銀行・栃木銀行を取りあげてみましたがが、いかがでしたでしょうか。
ただ北関東エリアだと、東京を本店に置くようなオリックス銀行や三井住友トラストのようなサラリーマン向けの金融機関がエリア的に使えないケースがあります。
ですから、地銀・信金・信組など地場の金融機関とうまくタッグを組んで、賃貸経営を展開していく必要がありそうですね。
栃木には足利小山信金・栃木信金など、信金系もいくつかあります。まずはこういったところからリフォーム融資・保証協会付き融資等で、コツコツお取引をスタートしていくのも良いかと思います。
みなさんの投資のご発展をお祈りしております!
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