こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
アパート経営をして6年目になります。
これまで様々な工事を経験してきました。
さて今月、浄化槽だった私の所有アパートを「本下水」へと切り替える工事が終わりました。
本日、アパートの本下水接続の工事代金を支払いました。最初の漏水トラブルからここまで1年半もかかりましたが、学んだことは以下です。
✅不動産は思わぬトラブルが発生する
✅契約社会では契約内容がすべて住民クレームに対応し、裁判所で訴状を自分で作成し、大家として経験値が一つ増えました。 pic.twitter.com/5KTuLIp6VD
— ペリカン@不動産投資ブロガー (@Pelican0825) March 4, 2020
■不動産は思わぬトラブルが発生する
■契約社会では契約内容がすべて
住民クレームに対応し、裁判所で訴状を自分で作成し、大家として経験値が一つ増えました。
今回は、掛かった費用、業者の選び方、本下水への切り替えメリットなど、実体験から解説します。
コストはどれくらい掛かるのか?注意点は?など興味のある方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
浄化槽から本下水への切り替えに掛かった費用
結論、掛かった費用はざっと150万くらいです。
ただし、これは以下の悪条件が重なったからです。
- 前面道路に公共マスが無く、設置申請からお願いした
- 私道所有者の許可取りもお願いした
- 排管の長さが40mくらいと大工事だった
- 掘削場所がコンクリ舗装で工数がかかった
- 工事中に地中障害物がたくさん出てきた
通常、前面道路に公共マスの設置があり、排管をそこに繋ぐだけなら30万円〜50万円くらいで済むことが多いようです。
多少、手間のかかる工事でも70〜80万というのが上限目安になるでしょう。
私のアパートの場合には、地中障害物が出てきて、大きくコストが上振れてしまいました。予想外のトラブルでしたが、これも一つの経験ですね。
本下水の切り替え工事とは?
浄化槽から本下水への切り替えは以下のようなイメージです。
既存の浄化槽は、掘り起こして撤去する場合もありますが、これだと工事費用が嵩みます。
したがって浄化槽は地中に埋まったまま、掘り起こしませんでした。
工事業者のおすすめの選び方
私の場合は、最初はネットでググって水道会社のホームページを見ていたのですが、どこか信頼できる業者なのか分かりませんでした。
ある日、市のホームページを見ていると「指定給水装置工事事業者」というものを発見しました。そこから、いくつかの会社をピックアップして、直接電話で問い合わせをすることにしました。
最終的には、3社ほどに見積もりを依頼しました。この相見積もりのプロセスは非常に重要です。けっして、1社に見積もってもらい、その費用を鵜呑みにして依頼しないようにしましょうね。
なぜなら私が見積もりを取った時にも、費用が100万円〜300万円くらいまで、かなり費用に違いがあったからです。
まったく同じ下水工事でも、こんなにも費用の違いがあるのかとびっくりしました。
浄化槽→本下水に切り替えるメリット【2つある】
本下水に切り替えるメリットは次の2つです。
- ランニングコストが下がる
- 悪臭・蚊や害虫の防止
それぞれ簡単にご説明します。
ランニングコストが下がる
浄化槽を使っていた時は、年4回の浄化槽清掃費用が掛かっていました。コストは年間4万円くらいでしたね。
※戸建の場合には、清掃費用は1回4000円くらいかと思いますので、年4回で16000円程度です。
これだけだと年間4万円のコスト削減のために、100万円以上掛けて本下水に切り替えるのは馬鹿らしいと思うかもしれませんね。
浄化槽は壊れると、5人槽で80〜100万円ほど、7人槽で100万円〜150万円くらい掛かります。また、浄化槽を使っていると、ブロワーポンプだけが壊れるなど、部品修理もたまに発生します。
こうしたリスクが、本下水に接続することで無くなるのは、大きなメリットだと思われます。
悪臭・蚊や害虫の防止
以前、私は浄化槽を使っている賃貸マンションで生活していたことがあるのですが、トイレやお風呂の排水溝からのニオイがけっこうありました。
このニオイを防止するためには、浄化槽内にバクテリア製剤を投入して、水質を安定化させないといけません。
こうした処置がちゃんとできてないと、度々ニオイが上がってきたり、害虫の発生にもつながります。自分もしくは入居者の生活の満足度も下がるでしょう。
本下水に切り替えることのメリットは、こうした衛生面にもあると言えるでしょう。
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