
30代って、みんなどれくらい貯金してるのか?というのは、ちょっと気になるところですよね。
30代は会社でも責任ある立場になっていく一方で、結婚や子育てなど支出が多くなる時期でもあります。
今回は独身、二人以上世帯の2パターンで調べていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
※本データは金融に関するいろいろな啓蒙活動などを行っている金融広報中央委員会が発表した最新の資産統計データを使用しています。
30代・独身世帯の貯金額
30代で独身の人の平均貯金額は以下のように公表されています。
- 30代独身世帯の平均資産 502万円
ちなみに上記は平均値なので、中央値で見ると24万円とすごい低い数字になっています。
これは金融資産”非保有”世帯が47.3%と、二人に1人が貯金ゼロになっているためだと考えられます。独身の人は貯金ができていないひとが多いのですね。ちなみに金融資産保有世帯の中央値は500万円となっています。
平均値(502万円)というのは、貯金額が高い一部の人に引っ張られており、これは株や財形貯蓄や債権なども含まれます。
純粋な預貯金は323万円と公表されていますので、ここを貯蓄額における一つの目標とするのが良いでしょう。
30代・二人以上世帯の貯金額
30代で二人以上世帯(既婚)の人の平均貯金額は以下のように公表されています。
- 30代二人以上世帯の平均資産 395万円
これも平均値なので、中央値で見ると167万円と低くなります。
結婚して子供もいる世帯も一定数あるとすれば、育児費用などで一時的に、独身世帯より資産が少なくなっている現実があるようです。
ちなみに金融資産非保有世帯が31%と独身世帯より少なくなります。純粋な預貯金で言うと、233万円です。独身世帯より貯金が少なくなっているのが特徴です。
30代の年収に対する貯蓄割合は?
資産額の平均値や中央値というのは、どうしても額が小さい人や大きい人の存在でブレてしまいます。
またもらっている年収によって「貯金額」として捻出できる金額が変わってくるので、貯蓄割合というのも大切な指標ではないでしょうか?
例えば年収400万円の人なら
- 10%くらい貯蓄した方がいいのか?
- 20%くらいの貯金が適正なのか?
- 30%くらい貯金すべきなのか?
という目安になります。
まずは独身世帯の貯蓄割合です。
- 年収に対する平均貯蓄割合 19%
一番多いボリュームゾーンは10〜15%で、次に多いのが35%以上の世帯ということで2極化しているようですね。たくさん貯蓄しているか、あまりできていないか明暗がくっきりと別れています。
次に、二人以上世帯の貯蓄割合」です。
- 年収に対する平均貯蓄割合は 11%
ここでも一番多いボリュームゾーンは10〜15%で、次に5〜10%と続きますが、全体的に割合が低い傾向にあるようですね。
やっぱり結婚後は子供ができたりすると、奥さんが産休や専業主婦などになることも多くなり、お金のやりくりに苦労しているのかもしれません。
最後に
30代で結婚していない独身の人はお金を実はけっこう持っています。少な得とも、既婚者よりは独身の方が貯金額が多くなっています。
結論はまとめると次のとおり。
- 30代の平均預貯金額は200〜300万円
- 給与に占める貯蓄割合は10%〜20%程度
30代で1000万、2000万貯金ある人は少数派ですが、おそらく貯金が50〜100万円くらいのほとんどない人と、500万円くらいある世帯と2極化しているのかもしれません。
年収400万円世帯は毎月3〜7万円、年収500万円世帯なら毎月4〜8万円を貯めていることになります。
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