マル経融資

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。地方で大家さんをしつつ自由に生きています。

 

小規模事業者向けの融資といえば「日本政策金融公庫」ですね。

 

どんな属性の人にも門戸が開かれており、審査も柔軟にしてくれます。これから事業開始する方、少額の借入をしたいにはピッタリの金融機関です。

 

そんな公庫ですが「マル経融資」なる制度があります。ですが、あまり活用している方は少ないようです。私のまわりの大家さんでも活用している人は聞いたことがありません。

 

今回、このマル経融資について商工会議所に電話でいろいろヒアリングしてきましたのでご紹介します。公庫の普通貸付との違いや申込条件など、詳しく解説していきますね。

※5分程度で読めますのでぜひ今後の融資活用の参考にしてください

マル経融資とは?公庫の普通貸付とどう違う?

 

正式名称は、小規模事業者経営改善資金という名前です。

 

なんだか難しい名前ですが「経営改善資金」の頭文字を取って、「◯+頭文字」でマル経と呼ばれています。これが名前の由来ですね。

 

マル経融資の2大メリットはこちら。

 

マル経融資のメリット
1.金利が1.1%と、無担保融資としては好条件
2.公庫の枠を使い切っていても申込みが可能

 

貸付限度額は2000万以内です。金利1.1%前後なので、無担保・無保証の融資としては最強レベルに低水準です。

 

もちろん固定金利なので、金利上昇などがない点も安心ですね。融資期間ですが、運転資金7年・設備資金10年が最長になります。

 

※ちなみに私のやっている不動産賃貸業では、不動産購入またはリフォーム資金になりますので「設備資金」扱いです。つまり、最長10年での借入が可能ということになります。

 

運転資金と設備資金の違い

運転資金とは商品の仕入資金、従業員の給与・ボーナスの支払いなど資金繰り系の資金を指します。一方、設備資金とは車両購入、お店の新築・増改築・リフォーム資金、機械設備の購入などを指します。

 

公庫の普通貸付は4800万円が上限です。また新規開業資金制度や、女性、若者/シニア起業家支援資金なども7200万円が上限となっています。

 

上記の公庫の貸し付け枠をすべて使い切っていても、マル経融資の申込みが可能なのは特筆すべき点ですね。

 

ちなみに、不動産投資だと個人と法人両方お持ちの方もいると思いますが、個人で2000万、法人で2000万とそれぞれでマル経融資の借り入れが可能なことも朗報かと思います。

 

申込金額が1,500万円を超える場合は、別途事業計画書の提出が必要になります。

マル経融資の利用条件・申込方法

 

利用条件は3つです。

  • 6ヶ月以上、商工会議所の会員であること
  • エリア内で1年以上事業を営んでいること
  • 従業員が20名以下(商業・サービス業は5人以下)の法人または個人事業主

 

最初の「6ヶ月以上、商工会議所の会員であること」が一番のポイントですね。

 

会員になるには、最寄りの商工会議所に印鑑を持参して申し込みすればOKです。

 

※地方の商工会議所だと担当者が不在のこともあります。また入会申し込みの際には、事業内容なども聞かれます。事前にアポイントを取ってから、伺うようにしましょう。

 

なお、入会には会費が必要です。商工会議所により費用が異なりますが、おおよそ入会一時金が1000円〜3000円、年会費が1万円〜15,000円程度です。

(参考):東京商工会議所

(参考):大阪商工会議所

 

申込時の必要書類をざっと挙げておきます。

 

申込みの必要書類
1.小規模事業者経営改善資金借入推薦依頼書
2.前期と前々期の青(白)色申告決算書のコピー
3.前期と前々期の確定申告書のコピー
4.所得税、事業税、住民税の領収書または納税証明書1通(1年分)
5.許認可を必要としている業種は許認可証
6.見積書(設備資金申込の場合)
7.事業計画書(申込金額1500万超の場合・所定様式アリ)

 

くわえて法人の場合には、「前期の決算後6ヶ月以上経過している場合は、最近の試算表コピー」と「会社の登記簿謄本が1通」の2つが必要になります。

おわりに:マル経融資の注意点

 

公庫の普通貸付けだと、申込者が公庫へ借入申込みをしますね。

 

一方でマル経融資は、商工会議所の経営指導員が書類作成を行います。したがって、経営指導員に事業計画に納得してもらうことが一番大切です。

 

あくまで商工会議所の推薦ということですね。

 

また、商工会議所が書類作成し推薦状を付けて公庫に申込みするので、承認までは時間が掛かります。ネット上でも見ても、1ヶ月半くらい掛かったという人が多いようですね。

 

なお繰り返しになりますが、マル経融資は期間7〜10年が最長ということです。公庫に直接申し込みすると、15年前後出たりすることもありますから、その点が一番の注意点かと思います。

 

わざわざ商工会議所に会費を払って入会までしたのに、期間7〜10年では事業収支が合わないようでは意味がありませんね。

 

つまり借入と返済計画のバランスに注意して活用したい融資制度ですね。リフォーム資金や運転資金など、短期的な資金需要に適していると言えるでしょう。

 

以下、関連記事です。

 

▼公庫の新創業融資や女性・若者・シニア融資制度について詳しく解説しています。

 

▼現金は一度使うと取り戻すのに時間を要します。ローンと現金の最適バランスについて私の見解です

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