20代・30代・40代の大卒、短大卒、高卒のリアルな平均年収は?

日本は良くも悪くも、まだまだ学歴社会です。学歴によって、就職・転職が有利になり、平均年収も変わります。

 

特に、最終学歴が大卒なのか?短大卒なのか?高卒なのか?は大きいですね。

 

ということで今回は、20代・30代・40代のそれぞれを大卒・短大卒・高卒の平均年収について詳しく見ていきます。

※データ引用元:厚生労働省「平成29年 賃金構造基本統計調査」より

学歴で平均年収はどれくらい変わる?

まずは「学歴」による平均年収の違いです。わかりやすいように、以下3つのカテゴリで分けました。

  • 大学・大学院卒
  • 高専卒・短大卒
  • 高卒

 

上記学歴による「平均年収」の違いは、以下のとおり。

 

男性の平均年収
  • 大学・大学院卒 476万円
  • 高専卒・短大卒 373万円
  • 高卒 348万円

 

女性の平均年収
  • 大学・大学院卒 349万円
  • 高専卒・短大卒 304万円
  • 高卒 252万円

 

上記は20代〜50代までの全世代の平均値です。

 

次に「年代別」でどれくらい年収が違うのか、より具体的に見ていきます。

20代の大卒、短大卒、高卒の平均年収

まずは20代の大卒・短大卒・高卒それぞれの平均年収です。

 

以下は、男性の20〜24歳、25〜29歳の平均年収です。

男性・平均年収
 

大卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
20〜24歳
272万
244万
241万
25〜29歳
315万
282万
274万

 

 

つづいて、女性の20〜24歳、25〜29歳の平均年収です。

女性・平均年収
 

大学卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
20〜24歳
264万
241万
219万
25〜29歳
292万
265万
231万

 

男性の大卒は、高卒に比べて年収にして30万ほど高くなっていますが、そこまで大きな金額差はありません。女性は60万なので、少し開きが大きくなっています。

 

20代の人向けに以下の記事も書いてますので参考にしてみてください。

20代の貯金は無意味ではない!人生100年時代を楽しく生きる方法

30代の大卒、短大卒、高卒の平均年収

次に、30代の大卒・短大卒・高卒それぞれの平均年収です。

 

以下は、男性の30〜34歳、35〜39歳の平均年収です。

男性・平均年収
 

大学卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
30〜34歳
385万
320万
304万
35〜39歳
444万
358万
338万

 

 

つづいて、女性の30〜34歳、35〜39歳の平均年収です。

女性・平均年収
 

大学卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
30〜34歳
328万
284万円
241万
35〜39歳
362万
302万円
252万

 

男性の大卒は、高卒より年収80万ほど高くなっています。

 

30代ともなると、役職などによる差が出てくるのかもしれませんね。

 

女性も、高卒より高専・短大卒が50万高くなり、高専・短大卒より大卒は60万ほど高いので、かなり大きな開きになってきますね。

40代の大卒、短大卒、高卒の平均年収

最後に、40代の大卒・短大卒・高卒それぞれの平均年収です。

 

以下は、男性の40〜44歳、45〜49歳の平均年収です。

男性・平均年収
 

大学卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
40〜44歳
511万
392万
374万
45〜49歳
583万
445万
394万

 

 

つづいて、女性の40〜44歳、45〜49歳の平均年収です。

女性・平均年収
 

大学卒

大学院卒

高専卒

短大卒

高卒
40〜44歳
403万
318万
259万
45〜49歳
441万
334万
267万

 

男性の大卒は、高卒より年収より140万円ほど高く、かなりの違いが出てきました。女性も、高卒と大卒では170万円ほど高くかなりの差ですね。

結論:30代以降で年収に差が出る!

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グラフ化すると、年齢が上がるにつれて、わかりやすい上昇カーブを描いています。特に、大学・大学院卒の青い線に注目です。

 

こちらは男性の平均年収の伸び率です。

男性の平均年収グラフ

 

続いて、女性の平均年収の伸び率です。

 

女性の平均年収グラフ

 

どちらも30代以降、一気に上がっていきますね!

 

つまり、まとめると結論はシンプルです。

 

20代は学歴による年収の差は小さいです。しかし、30代、40代と年齢が上がるにつれ、平均年収の差が歴然となります。

 

この原因は、大卒・大学院卒の人は出世が早いことが推測されます。もしくは、転職時に、有利な報酬条件が提示されている人も多いのかもしれません。

 

一方で、高専・短大卒カテゴリと、高卒カテゴリでは年齢が上がっても50〜60万の違いとなっており、差は広がりません。

 

つまり我々の日本社会では、「大卒・大学院卒」というのは圧倒的なブランドとして存在していているのです。

 

もちろん中卒の人でも優秀な人はいます。そして仕事が、ぜんぜんできない大卒・院卒の人もいます。ですが、平均年収という観点では、学歴による違いが如実に出ると言えます。

 

以下、関連記事です。

 

▼20代の貯金事情について解説しています。

 

▼30代の貯金事情について解説しています。独身・夫婦別です。

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