パミール屋根のカバー工法にかかる費用とは?【2社の見積もり結果】

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。

 

パミール屋根といえば、屋根材の最大手メーカーであるニチハが、1996~2008年頃に製造していた商品です。

 

しかし、新築から10年くらい経つと、屋根のヒビ割れや剥がれなどの不具合が出るため、現在このパミールという屋根材は製造中止になっています。

 

実は、この問題のある屋根材が、我が家に使われていることが昨年、判明してしまったのです。。。

 

さっそく対処法を調べたところ、カバー工法という、パミール屋根の上に、新たな屋根材をかぶせる工法が最も一般的でした。

 

しかし気になるのは、その費用ですよね。

 

、、、というわけで今回は、2社(大手ハウスメーカー系塗装店と地場の塗装店)から、屋根のカバー工法のお見積もりを取得しましたので、詳しくご紹介していきます。

 

パミール屋根をどうしようか迷っている方や、カバー工法の費用について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

(悲報)我が家の屋根がパミール!?

わが家の戸建ても築15年となり、そろそろ屋根と外壁の塗装をしないとな〜と思って、塗装屋さんにお見積りをしてもらった時のこと。

 

「お宅は、屋根がパミールですね〜。この屋根は、そのまま上から塗っても剥がれてくるので塗装できないんですよ〜」と言われてしました。

 

我が家の屋根

 

そのとき撮ってもらった写真を見ると、すでに屋根が剥がれ始めているのが分かりました。

パミール屋根の見分け方(特徴)とは?

パミールの見分け方は以下の3つですね。

 

パミールの見分け方(特徴)
  1. 先端が剥がれてくる(ミルフィーユ状になる)
  2. 等間隔で凹凸がある
  3. 薄っすらと縦ラインがある

 

写真で見ると、一目瞭然です。

 

パミールの見分け方の写真

 

一方で、通常のスレート屋根(パミールではない屋根)は、以下のイメージ。

 

先ほどのような特徴は、一切ありませんよね。

 

通常のスレート屋根

 

パミール屋根の対処としては、【葺き替える方法】と【カバー工法】の2つあります。

 

葺き替えるというのは、既存のパミール屋根を剥がして、新たなスレートを葺くことになりますが、パミールの処分代などが出てきて費用がかさむというデメリットがあります。

 

またリフォーム会社に電話で聞いたら「スレート屋根は、その上を職人が歩くと割れたりするので、金属製の屋根をかぶせるカバー工法のほうが丈夫でオススメですよ!」というアドバイスを頂きました。

 

最近は「横暖ルーフ」という良い製品が出ていて、超高耐久かつ、断熱性能がある屋根材が出ているそうです。

 

コストの面も、葺き替えより安くなることから、我が家ではカバー工法を採用することにしました!

こんなに違う!カバー工法の費用について

業者の選び方ですが、「プロヌリ」というサイトで、外壁塗装屋さんを紹介してもらいました。

 

プロヌリとは?
プロヌリ」は、全国700社の優良塗装業者の中から、相談員が要望におうじてお客様にピッタリのお近くの塗装業者を紹介してくれるサイトです。

 

今回、屋根を「カバー工法」にて、お見積もりをお願いしました。

 

大手ハウスメーカー系列のカバー工法の費用

プロヌリで、紹介してもらった1社目が、大手ハウスメーカ系列の塗装会社です。

 

そのお見積りがこちら。

 

大手ハウスメーカー系のお見積り

 

屋根のカバー工法だけで129万円ほどでした。

 

施工は、大手ハウスメーカー系列なので、足場なども節約せず、安全基準をクリアできる水準でしっかりやります!との提案でしたが、ちょっと高いかなという印象もありました。

 

外壁塗装代はここに含まれていませんから、トータルでは250万円以上になるので、その時点で予算オーバーでした。

 

地場の塗装屋さんのカバー工法の費用

つづいて、プロヌリで紹介してもらった2社目が、地場の塗装屋さんでした。

 

そちらのお見積りが以下ですね。

 

地場の塗装屋さんのお見積り

 

こちらは屋根のカバー工法の費用が64万円ほどでした。この時点で、大手ハウスメーカーの半額くらいと安かったですね。

 

カバー工法に使う金属屋根は、ニチハの「横暖ルーフS」という商品ですね。

 

横暖ルーフの遮熱性能について
ニチハの横暖ルーフという商品には、「横暖ルーフS」・「横暖ルーフα S」・「横暖ルーフ プレミアムS」・「横暖ルーフα プレミアムS」の4種類ありますが、遮熱性能はどれも変わらないということでした。戸建ての2階は夏場に暑いので、遮熱性の高い商品が良いと思っていましたが、どれも高い遮熱性能があるということで、わが家は「横暖ルーフS」を採用しました。

 

外壁塗装代は別途かかりますが、外壁塗装を入れても、トータルで162万円ほどと格安でした。

 

実は、相見積もりで3社目も紹介してもらったのですが、同じ横暖ルーフの屋根カバー工法+外壁塗装で200万円となり、金額が上がってしまったので、最終的には2社目の地場の塗装屋さんに決定しました。

横暖ルーフSのカバー工法による工事が完了!

着工から4日ほどで、横暖ルーフ(ガルバリウム鋼板)による屋根工事が終わりました。

 

完了後の写真は以下のイメージです。

 

まずは屋根棟部です。

 

屋根棟

 

つづいて屋根全体です。

 

 

屋根全体

 

拡大するとこんな感じ。

 

屋根の拡大

 

2階の小屋根の部分です。

 

小屋根

 

横段ルーフ(ガルバリウム屋根)は、1枚1枚重ねるようにして敷いて行きますので、強度がかなり高い屋根材になります。

 

ですから、台風などの際にも屋根が飛んでいくことは、ほぼないそうです。

 

また屋根材がとても軽量で、地震などの際にも建物に負担がかかることがないのは大きなメリットかと思います。中に断熱材も入っており、断熱性能も高いので、とても優れた屋根材だと言えます。

おわりに:ポイントは業者選び!

屋根のカバー工法は、安い業者さんだと60万円〜、高いところでは130万円弱まで、さまざまでしたね。

 

今回わが家はラッキーなことに、プロヌリで相談してみたら、64万円で工事ができる近隣業者さんを紹介していただけました。

 

みなさんも、もし安い業者が見つからないという方は、プロヌリで業者さんを紹介してもらうと良いでしょう。必ずや、近隣の良心的な塗装屋さんが見つかると思います。

 

良心的な業者であれば、カバー工法+外壁塗装で、トータル200万円以下でやってくれるところもあります。これを一つの基準にして探して見ていただければと思います。

 

以上、屋根のカバー工法を検討中の方にとって、参考になりましたら幸いです。

 

以下、関連記事です。

 

▼戸建ての外壁塗装費用の相場について解説しています。

 

▼住宅設備を格安でリフォームする方法を紹介しています。

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