こんにちは。ペリカンです。

 

金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(H30)」によると、「老後の生活が不安である」と解答した人は全体の85.8%にも及びます。

 

では、「老後の生活資金源として何を考えているか?」との質問には、1位が公的年金(79.6%)で、約8割近い人が年金頼みであることが分かりました。

 

ちなみに、2位は就業による収入(45.7%)ということで、リタイア後も再雇用やアルバイト等で、生活費の補填をしようと思っている方が多いようです。

GPIF巨額損失のニュース

 

公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、2018年10~12月期の運用実績を公表しました。

 

それによると14兆8039億円の赤字を叩き出し、利回りはマイナス9%になったようです。

 

これは7兆の赤字を出して大問題になった2015年7~9月期を大きく上回る、過去最大の損失額を計上したことになります。

 

これに対して、SNS界隈では「GPIFの累積収益額は56兆円のプラスで、安定的に稼いでいる」との主張も見られますが、株価2万円割れが続いたときに、どこまで含み益が目減りするかは注目に値します。

 

GPIFへの評価はさておき、もう後戻りできないほどポジションを取ってしまった状況であり、一番のリスクは変動幅(ボラティリティ)が大きいということです。これを、我々は十分に認識しておく必要があります。

 

GPIFが運用している150兆円資産の約1割は、わずか四半期(3ヶ月)で溶けてしまったわけです。これからも株価や景気によって年金運用資産が、荒波のごとくアップダウンするのは避けられません。

「貯蓄から投資へ」は一向に進んでいない

 

「貯蓄から投資へ」、これは小泉政権の時にできたスローガンですが、いまだ国民にこのスローガンは浸透していません。

 

事実、先ほどの「家計の金融行動に関する世論調査(H30)」を見ても、老後の生活資金源について年金・就業収入に次いで大きいのが、「金融資産(貯蓄)の取り崩し」が26.3%となっています。

 

一方、利子配当所得と回答した人は2.2%、不動産収入と回答した人は5.3%となっています。

 

 

投資から得られるインカム収入で老後の生活をラクにする発想の人は、我が国では少数派です。

 

つまり、多くの日本国民が「年金・就業・貯蓄」の3本柱にいまだ依存しているということです。

 

この結果から、日本人は「お金を運用する」「投資によって人生を豊かにする」ということが苦手で、勤労と貯蓄を美徳とするマインドから、一向に脱することができていません。

 

GPIF運用成績のニュースに国民が一喜一憂している姿は、まさしく国家と心中する覚悟なわけで、最後は日本古来から続いている「神頼み」でこの窮地を乗り切るしか無いのかもしれません。

 

以下、関連記事です。

 

▼老後破産しないために貯蓄だけで乗り切る場合の試算をしてみました。

▼老後のインカム収入を株か不動産で作る方法について解説しています

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事