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パート収入の平均ってどのくらい?103万、130万、150万の壁と配偶者控除について

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最近は、結婚して子供が生まれた後に、奥さんがパートタイマーとして社会復帰するというケースが増えているようですね。

 

そんなパート収入の平均額ってみんなどのくらいなのか?ちょっと気になるところです。

 

また平成29年の税制改正により、配偶者控除が改正され、いわゆる「103万円の壁」が「150万円の壁」に拡大されました。

 

その結果、奥さん(妻)には、どれくらいのパート収入を稼いでもらうのがベストなのか?これも気になるところです。

 

そこで今回は「パート収入」について、改めて整理してみます。なんとなく理解できている人も、いま一度、確認してみていただけたらと思います。

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※参照データ:厚生労働省「平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況」、厚生労働省「毎月勤労統計調査-平成30年5月分速報」より

パート収入の平均ってどのくらい?

まずは日本のパートタイム労働者の平均収入額です。次のようになっています。

  • パート収入の平均額 97,544円

これは全業種の平均です。

 

業種別に分けると以下のようになっています。

  • 製造業   112,245円
  • 卸売・小売業  94,130円
  • 飲食・サービス業  77,536円
  • 教育・学習支援業  91,566円
  • 医 療・福 祉  113,929円
  • その他のサービス業  102,567円

 

報酬が一番高いのは、医療福祉系のお仕事になっています。専門知識が必要なだけ、やはり報酬水準も高くなっているのでしょうね。

 

逆に、報酬が一番低かったのは飲食・サービス業のお仕事です。町の飲食店や、接客系のお仕事だと、相対的に低くなっているのでしょう。

103万、130万、150万の壁と配偶者控除

パート収入には「3つの壁」があります。いわゆる、103万円、130万円、150万円の壁というやつですね。

 

それぞれのメリットを整理すると次のようになります。※ここでは夫が正社員で、妻がパートという前提です。

 

◆103万の壁
A.夫の節税になる(配偶者控除)
B.社会保険料ゼロ
C.所得税ゼロ

◆130万の壁
A.夫の節税になる(配偶者特別控除)
B.社会保険料ゼロ

◆150万の壁
A.夫の節税になる(配偶者特別控除)

 

これを見ると、妻のパート収入が103万円→130万円→150万円と上がっていくと、一つずつメリットが減っていきます。

 

特に重要なのは、2018年からの改正により、妻の年収が150万円までであれば、満額38万円の控除を受けられるようになりました。これは夫の節税につながります。

 

妻の年収が150万円を超えるとどうなるかと言うと、配偶者特別控除は段階的に減っていき、年収201万円を超えてしまうと、配偶者特別控除の適用はなくなります

社会保険料ゼロは「年収130万」まで

130万円の壁」には、とても大きな意味を持っています。

 

なぜなら妻の年収が130万円までなら、社会保険料がゼロになるからです。社会保険料とは、健康保険料と厚生年金保険料のことですね。

 

たとえば年収140万もらってしまうと、金額にすると年間で約20万円の社会保険料を支払わなければいけません。

 

これはかなり大きな金額です。年収130万円に抑えるメリットはここにありますね。

 

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130〜160万円は「働き損」になる!?

結論から言うと、妻のパート収入は130万未満に抑えるか、160万円以上稼いで社会保険料も支払うかのどちらかが良いでしょう。

 

そういう意味では、年収130万円以上〜160万円未満は「働き損」になってしまいます。たとえ150万稼いでも、20万円社会保険料で取られるなら、130万円で良かったということになるからです。

 

これがパートは130万円以内に抑えて、夫の扶養(社会保険上の扶養)に入った方が良いと言われる理由になっています。

 

中には、「103万円未満だと所得税もゼロ」なのでその範囲内にしよう!と思う人もいるかもしれません。

 

しかし日本では、年収195万円以下の所得税率は5%なので、年収100万円になっても、所得税は5万円くらい(月4000円程度)です。

 

これくらいなら頑張って働いて、所得税を払っても悪くないでしょう。

 

ただし先程も出てきたように、130万円を超えると、社会保険料が掛かりますので注意してください。

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終わりに

将来に目を向けてみると、夫の収入が潤沢で、教育費や老後の備えもしっかりできるなら理想的です。奥さんは無理してパート収入でガンガン稼ぐ必要はありません。

 

一方で、夫の収入が少なく、貯金もあまり進みそうにないなら、奥さんのパート収入も家計を支える上では貴重ですよね。

 

パート収入が増えれば、社会保険料はもちろん掛かりますが、悪いことばかりではありません。一番のメリットは、将来の年金受給額が上がります。

 

このあたりは家族で、じっくり将来のプランを考えなければいけませんね。

 

でも現実的に考えてみると、時給制のパートで年収200万など稼ぐのはけっこう大変です(時給1000円でも、月20日勤務・一日8〜9時間シフトインする必要があります)。

 

時給制のパートで稼ぐのには、年収の限界があるということです。家事や子育てなどがあれば尚更難しいでしょう。

 

ですから理想は、正社員のまま時短勤務(ボーナスももらえる)をしたり、できるかぎり時給の良い仕事に就けるよう、資格取得やスキルを磨いておくことが望ましいということになります。

 

もし夫が独立するなら、妻に専従者給与を支払うのも節税面では効果的ですね。

 

いずれにしろ、、、ライフイベント・世帯収入・子供の教育費・自分たちの老後貯蓄・節税など、総合的に考えてワークスタイルを決める

 

これが私たちには求められていることに疑いの余地はありません。

 

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