
目標を持ち続けるのは本当に大変
私はフリーランスになる前には、サラリーマンを本気で辞めたいと思っていました。残業100時間で、しかもサービス業で、労働環境も劣悪だったので、一刻もはやくこの会社を辞めたいと考えていました。
私にとってはその手段が不動産投資だったわけです。それこそ目標を持って紙に書いて、部屋の中に貼って毎日眺めていました。
しかしよく考えてみると、明確な夢や目標を持っている人ってそんなにいるのでしょうか?
私たちが子供のころはみんな夢がありました。野球選手になりたいとか、お医者さんになりたいだとか、お花屋さんになりたいとか。しかし残念ながら、大人になると叶っていません。
この原因は何なのだろうか、と考えてみると、現実を知って諦めたということでしょう。現実というのは、儲からないとか、才能がない、とかですね。
でも実際、野球選手になったり、お医者さんになったり、お花屋さんを開業する人はいます。でもここで大切なのは、一度定めた目標に固執することではありません。
目標の「更新」がポイントになる
高校時代にサッカー部で私と同じだった友人がいます。彼はサッカーが大好きで、将来はサッカー選手になりたいと思っていました。
しかしある時、練習中に足に大怪我をしてしまいドクターストップでサッカーができなくなりました。その時、彼は絶望したと思います。オレの夢は叶わなかったと。
歩くこともままならない状態でしたが、幸いにも徐々にリハビリで彼は歩けるようになり、通常の生活に戻れるようになりました。
その時お世話になった先生がリハビリの名医で、彼は心から感謝したそうです。そして、リハビリテーション技術っていうのは人にたくさんの希望や勇気を与えるなと思ったそうです。
そして彼は新たな目標を見出し、努力して、今ではリハビリテーションの専門医として活躍しています。
これは私の友人の本当の話ですが、つまり、彼は途中で目標の更新をしたということです。当初のゴール(サッカー選手)とは違った道ですが、目標の更新をしたことで今はイキイキと働いています。
やっぱりどんな形であれ目標を持ちつづけるというのは良いものです。
目標を持たない人たち
人間は弱い動物です。何も目標を持たないと流されて生きて行くしか道はありません。私の尊敬する投資家の方がとても良いことを言っていたので紹介します。
ちなみに、その方は62歳くらいのベテランの方です。「私だって、若ければでかい目標を立てたかもしれない。しかし、ワタシがでかい目標を達成するには”もうあまり時間がない”。時間に余裕のある若者には、ぜひともでっかい目標をもってクリアーするべく頑張ってほしい!」
この文章を読んだとき、はっ!としましたよ。なんでって、私には目標がありますが、それってまだまだ若いってことだよねと。
60歳を超えたこのベテラン投資家の先輩は、経済的には十分成功されていますが、もう人生に残された時間は少ないのだと自分では認識している。
逆に言うと、若い人はスキルも経験も知識も乏しいかもしれないけど、時間がたくさんあるのが最大のメリットです。今まで生きてきた時間より、残りの人生の時間の方が、はるかに大きい。
若いのに、目標も持たず、子供の教育費や老後のことばかり考えている人って、それはそれで間違っているとは言いませんが、でもそれって、今の自分の人生を生きているのでしょうか?若いのに、既に老後のこと考えるなんて、あなたもう高齢化しているよと。
家族とか老後も大切だけど、あなたの人生は結局どうしたいのでしょうか?今の延長線上だけで考えるから、そういう思考になってしまうのだろうと思います。
まずは自分の人生のビジョン(目標)を決めることからスタートするのがおすすめです。
最後に
若い人は、残された時間が莫大にあります。それを活かすのも、ムダにするのも自分次第。目標を追いかける人生って、すごくチャレンジングで、面白いと思っています。
だって一度掲げた目標が、とてつもなく大きなものでも1年、2年経って振り返ると叶ったりしていることが多いから。これは目標を掲げる明確な効果です。ただ妄想するだけではありません、紙に書いて貼って、どんどん実行していく。
そのためには自分が常に柔軟であることも必要ですし、ゴールから逆算して考えていくっていうマインドが重要になります。
でも大切なのは、まずは目標を明確にすること。先輩投資家の方が言っていた「でっかい目標」を最初に掲げること。これがないとただ老後が来るのを待つだけの人生になってしまうのは間違いありません。
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