
みなさん「平均寿命」と「健康寿命」の違いは正確にご存知でしょうか?
特に、、、「健康寿命」の定義って曖昧ですし、実際何歳くらいなのか知らない人も多いのかもしれません。そこで今日はそんなことを、しっかりまとめておこうと思います。
※本記事は、厚生労働省発表の平成25年都道府県別健康寿命と平成27年日本人の平均寿命の数値を元に、筆者が図・グラフを作成しています。
日本人の平均寿命
現在、日本人の平均寿命は平成27年の最新統計によると
- 男性80.79歳
- 女性87.05歳
この平均寿命は年を増すごとに、どんどん長くなっています。
1990年からは7歳近く延びて、2000年からでも3歳〜4歳ほども延びているというのは、本当に驚きです。
私達が生きている間に男性は85歳前後、女性は90歳前後くらいになる可能性は十分あるかもしれませんね。医療も日々進歩していますから。
日本人の健康寿命とは
では健康寿命とは、何でしょうか?これは「健康上の問題で日常生活が制限されず生活できる期間」だそうです。つまり介護など、人の助けが必要なく普通に生活できることですね。
日本人の健康寿命は
- 男性71.19歳
- 女性74.21歳
※厚生労働省発表の最新数値より
これがサラリーマンが定年を70歳に引き延ばしたほうがいいとか、年金受給も70歳からでOKなどという議論が湧き起こっている理由ですね。
平均寿命と健康寿命の差
平均寿命と健康寿命の差をグラフにしたものがこちらです。
健康な期間が終わって余命の期間は
- 男性9.6年
- 女性12.8年
という結果になりました。
男女どちらも10年前後は、要介護または、人の助けが必要な期間があるというのが事実なのです。
昔は「人生80年」なんてよく言ったものですが、健康な年齢というのは、70歳位までと考えて、それまでに旅行や、やりたいことなどは、全てやっておくべきなのかもしれません。
健康寿命を延ばすコツはあるのか?
俗に言う、健康寿命を延ばすコツ4要素は以下のようなものです。
- 適度に身体を動かす(運動)
- 3食きちんと食べる(食事)
- 心のストレスがない(笑顔)
- ワクワク・感動(五感の刺激)
だからリタイアしても家に篭って、テレビばかり見ていてはダメなんですよね。散歩したり、暴飲暴食をやめて、ストレスを溜めない。頭を使ったり、旅行して新しい体験をしたりなど、動き回ることが大切ということです。
筆者の親戚の叔父さん、叔母さんも、仕事を辞めてリタイアすると急に表情が老いたり、体調を壊したりする人が増えたような気がします。
60歳で会社を辞めてから、平均寿命までは20年以上あるのですから、老後に向けて趣味を作ったり、やるたいことなどをリストアップしておくと良いのかもしれません。
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