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あすなろLIFE

不動産投資家がお金の話、WEB・IT、書評、雑記など多方面に書いていきます

トランプ氏勝利。事前予想はなぜ覆されたのか?

米大統領選挙

トランプさんの勝利が決定しました。事前の投票率だと、ニューヨーク・タイムスでは、ヒラリー・クリントンさん45.9%、ドナルド・トランプさん42.8%となっていました。他のメディアでもクリントンさん勝利を予想する声が大勢でしたし、政策的にもクリントンさんはこれまでの政治の延長上の政策で、トランプさんはかなり過激な主張が多かったということから、アメリカの国民は保守的な方を選ぶかと思いきや、最終的に選ばれたのは意外にもトランプ氏でした。その要因について今日は考えてみたいと思います。

目次

 

なぜ事前予想が大きく覆されたのか?

例えば、オハイオ州は、事前予想ではトランプさん有利でしたが、その差はほんの2%ほどのリードでした。2%くらいの差なら、選挙当日が接戦になれば、どっちに転ぶか分かりません。しかし結果はオハイオ州は8%の開きで、トランプさんが圧勝でした。こんなにも予想と現実の乖離がおこるは確かに不可解ですが、事前予想でも、アメリカの内陸部はほとんどトランプさんが当選見込みで、その他のフロリダ、ノースカロライナ、オハイオ、ミシガンなどは事前でも激戦区と言われていたわけなので、メディアの報道ほど、現実はクリントンさん有利でもなかったかもしれません。

確かに、選挙人の数ではクリントンさんが負けることはないという予想でしたが、選挙人の数が多い州では激戦の様相だったので、どっちに転んでもおかしくない展開だったのでしょう。しかし問題の、なぜ事前予想がこれほど大きく外れたのか?ということについては次の点を仮説として考えています。

メディアのバイアスとトランプの潜在支持層

一つの仮説としては、メディアのバイアスです。よく事前予想サイトで出てくる、主要メディアとして、ニューヨークタイムス、ABCニュース、FOXニュース、Bloombergなどがありますが、これらはすべて東海岸に本社を置いています。クリントンさんは、事前予想でも、東海岸や西海岸の主要都市に強いということでしたので、実際に選挙結果でもそうなりましたが、そういったメディア各社が地元に引きずられた報道をしていた可能性があることが一つ目の仮説です。

もう一つは、トランプ氏の潜在支持層の存在です。トランプさんはアメリカ第一主義で、銃規制強化に反対、ISの打倒、TPP離脱、中国への牽制など、とにかく強い独立したアメリカ国家を作る政策を提言していました。一見、こうした過激に見える政策も、実業家らしい視点も盛り込まれており、そして何より、大会などでのトランプさんの頼もしい主張や演説は、末端ではアメリカ国民の賛同を勝ち得ていたのかもしれません。しかしながら、トランプさんが当選してしまうと、金融市場や世界経済にも混乱が起こることから主要メディアや有識者・経済学者などは、公には賛成しにくかった状況があった可能性があります。しかし国民は、本当は強いアメリカ、現状にとらわれない政策を潜在的に望んでいました。そして、メディアはそれをあえて報道しなかったのか、声が拾えなかったのか分かりませんが、そうしたトランプの潜在支持層がいたことは確かです。

最後に

イギリスのEU離脱のときも事前予想と違った結果が出ましたが、あのときは離脱賛成が52%、反対が48%とかなりの接戦の末に、離脱票が多い結果になりました。一方、米大統領選挙でも事前予想は覆された点が同じですが、けっして僅差ではなく圧倒的なトランプ氏の勝利で結末をむかえました。これで世界各国は、2度も事前予想に裏切られたわけですが、私は、メディアの事前予想があまりにも、現実と乖離していたという点に疑問を持つとももに、報道のあり方にバイアスがかかりすぎていたと感じています。今後、トランプさんが勝利した本当の要因について、様々な視点での分析や後日談が出てくるかもしれませんので、注目したいと思います。本当の勝敗の要因がどこにあったか、というのはぜひとも知りたいものですよね。

ペリカン

追記(他の見解)

元来ずっと民主党好きの人たちの中でクリントンさんには票を入れるのは嫌なので、投票に行かなかった人たちがけっこういた可能性があるそうです。結果、トランプさんの票が相対的には増えてしまったということでしょう。クリントンさんが結局は民主党贔屓の人たちからも人気が無かったのかもしれませんね。